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小児歯科

乳歯と永久歯の違い

乳歯は、片側一方で5本あります。4方ですので、計20本あります。皆さんが日々使っている永久歯は、片側一方で7本あり、計28本+親知らず4本という構成です。8020という数字を見たことはありませんか?これは、80歳までに20本の歯を残そうねという運動です。子供の頃からの習慣は、大人まで実行されることも可能で、きちんとしたメンテナンスを行えば、生涯すべての歯の機能を残すことも可能です。

乳歯の役割をご存知ですか?乳歯は、もちろん食事と外見のために必要なものです。2才半までには生え揃えるのが普通です。その他の機能としては、顎と顔面の成長を刺激するという役割ももち、また下から生えてくる永久歯のスペースを確保する働きもあるのです。親御様の中には、むし歯があっても永久歯が生えてくるの大丈夫だろうとお考えの方がおられますが、大変危険な考えです。むし歯や事故で、乳歯を早くに失うことは、永久歯の叢生(そうせいといって、永久歯の生えるスペースが不足して、歯が重なり合っている状態)を引き起こします。健康な永久歯を得るには、まずは乳歯を健康な状態にし、歯並びも正しくしておくことが重要です。

虫歯の進行

C0 初期虫歯

このレベルは、近年新しく設定されました。虫歯になりそうだよというレベルで、フッ素を塗ったり、シーラントで予防するなどの対策を行えば、C0にはならなさそうだということです。

表面が白っぽくなっており、虫歯の始まりを示しています。ここでは、なるべく削らず、再石灰化療法という方法をおすすめすることになります。この再石灰化療法というのは、C0の段階ではまだ歯に穴が開いていない状態ですので、プラーク除去の指導とおやつの食べ方についての指導を行うことで、お口の中の環境を整え、生活習慣の改善を行います。その次にフッ素の供給ということになります。酸により、歯の成分が溶け出している状態ですので、再度、歯の成分を歯に戻すようにしてあげれば、この段階の虫歯は治ります。

C1 エナメル質虫歯

歯の表面のエナメル質は、2mmぐらいの厚さです。針で1mmぐらい刺さる状態と考えてください。

【治療法】虫歯の部分を削り、けずった穴をコンポレットレジン(歯科用プラスチック)でふさぎます。


C2 象牙虫歯

エナメル質の下には、象牙質という階層があります。そこまで虫歯が進んだ状態です。

【治療法】虫歯の部分を削り、けずった穴をコンポレットレジン(歯科用プラスチック)でふさぎます。

C3 歯髄処置

歯髄を半分または全部除去するような、根管処置が必要になります。

C4 残根状態

C3から進んだ状態で、抜歯が原則になります。原則的には抜歯ですが、永久歯のことを考え、痛みや腫れがないときは、放置する場合もあります。

虫歯の治療

エナメル質が黒くなっている場合には、虫歯の箇所を削り、コンポレットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックで穴を塞ぎます。

麻酔について

虫歯の状態が深い場合は、麻酔を用いることになります。まずは、表面麻酔を行いますので、実際の麻酔はほとんど痛みを感じない状態です。麻酔については、小児歯科で初めて経験するパターンが多いですので、十分な問診とチェックを行っています。

歯の外傷について

外傷しやすい年齢と原因

乳歯の外傷は、1~3歳が最も多く発生します。原因は、よちよち歩きができるようになって、それから上手に走ったりするようになるため、転ぶ確率が50%、次に友達と遊んでぶつかったり転倒したりするケースが多いと言えます。永久歯の場合は、7~8歳での外傷が最も多く、原因は、やはり転倒や衝突が多いです。

処置方法

ぐらぐらしている場合は、位置を確認して固定します。脱落してしまった歯でも、生理食塩水や牛乳に浸けて病院へ持ってきていただければ、元に戻して固定を試みます。